「未來…また明日ねっ」
「…うん。また明日! 」
何もやる気になれなくて気付いたらもう放課後だった
聖奈は私を気遣ってくれていつもと変わらない態度で接してくれる
だけど私は笑う気にもなれなくて…
最後のバイバイくらい元気に返してあげなくちゃ
元気を振り絞って聖奈にバイバイを言ってる時に蒼が教室に来た
「未來」
「…うん」
いつもなら蒼が見えた瞬間に舞う悲鳴
でも今日は悲鳴が上がらない
多分,あの騒動があったからだろう
そして何と言ってもいつもの蒼じゃないから。
蒼が醸し出しているオーラがいつもと違うからだと思う
無言のまま私達は屋上へと歩き出す
その間の沈黙が辛かった
屋上につき空を見上げる
空はいつもと変わらないのに何かが違って見えた
それは私の心がどんよりと曇ってしまっているからだろうか?


