「あけましておめでとう! 」
「あけおめ〜! 」
「あけましておめでとーう! 」
文化祭が終わっていこうこれといった行事もなく新年を迎えた
そして私たちはもうすぐ2年生になる
「未來ー! あけましておめでとう‼︎ 」
「あけましておめでとう! 今年もよろしくねっ」
「こちらこそよろしくお願いします」
新年のお堅い挨拶を済ませ2人で学校に向かう
「あのねっ! 未來に言うことがあるの」
「何? 改まっちゃって…」
「…ずっと隠してたんだけど瑞貴と付き合ってるの言うの遅くなっちゃったけど一応報告をって思って」
「よかったね,おめでとう! いつから付き合ってたの? 」
「文化祭終わってすぐかな? 瑞貴から」
顔を赤く染めて恥ずかしながら話す聖奈
今まで瑞貴くんって呼んでいたのに今は呼び捨てになっている
2人は本当に付き合うことになったみたい
「なんでもっと早く言ってくれなかったのっ! 」
「ごめん! なんか恥ずかしくって」
顔を綻ばせウフフと笑う
今の聖奈は普段見ることがない女の顔をしている
それにしても瑞貴も男だったみたい
自分から告白するなんて
積極的な新しい一面を見れたかもしれない
積極的な瑞貴を知れたのは聖奈のおかげだ