「ただいま…」
「おかえり」
靴を脱ごうと下を向いた時,もう1つの靴が目に入った
瑞貴帰ってきてるんだ
自分の部屋に向かいベッドに横になる
これからどうなるんだろ,私。
今日は呼び出されずに済んだけど,これからはそうとは行かないと思う
やっぱり殴られたりするのかな…
ちょっと,怖いな
『…コンコン』
「誰? 」
「俺」
「どうぞ」
「…どうも」
「…何の用? 」
何の用? とか聞いてみたけどアノ話しだよね,きっと
「今日は大変だったな」
「…うん。けど明日からはこれ以上に大変だと思う」
「…そうだな。俺、お前の事助けるから」
「……」
言葉が出てこなかった
瑞貴はいつもふざけてる所があるのに
だから今日もそうなんだろうなって思ってたけど目つきが違う
なんていうか…真顔でふざけてる雰囲気なんて1ミリもなくて


