泣いていたのが嘘のように目はギラギラと燃えているように見える

なんだか嬉しくてうんと頷いた

これで元気に…と思ったら目から光が消えていった


「でも…」

「どうした?」

「でも…今年受験生なんだ…」


あっ…忘れてた

っていうか未來…本気で落ち込んでる


「せっかく会いに行けると思ったのに」

「じゃあ…高校行ってから会いに行くとか? 」

「うん…それまで我慢かぁ…」


本気で好きなんだね。なんだか嬉しいな


「高校受かったら一緒に蒼樹くんに会いに行こう? 」

「うん…」

「それまで一緒に頑張ろうっ」

「うんっ‼︎ 」


なんとか立ち直ったみたいで良かった


「じゃそれまでは蒼樹くんは封印ね! 」

「え〜っ‼︎ 」


私がそう言うとポツリと

『これから辛いなぁ』

と呟いた未來に少し笑ってしまった