「本当に何もないから」
いつもは見せない真剣な顔をしてこの場をどうにかしようと考えた
我ながらいい作戦だなって
「そんな顔してもなにか隠してるってことわかってるからね? 」
聖奈には気づかれちゃうよね,そりゃ
1番近くにいた人だもん
でもここで "はい,隠してます" って認めるほど私は柔じゃないっ!
「…本当に何もないんだって! なーにーもっ! 」
またまた言い合いを続けていると
「俺、言ってもいいって言ったよな?」
い,いきなりハスキーな声が…
「ちょっ,なんで蒼樹くんが⁉︎ 」
「…どういうこと? 」
聖奈はいきなり蒼が現れたことに動揺しているみたい
友夏は意外にも冷静だ
「ダメだよ…」
「どうせまた迷惑かかるとか考えてんだろ?」
蒼にはなんでもわかってしまう
どうして…どうしてこんなにもわかってしまうんだろう
まだお互いのこと全然知らないのに…
「そうだよ…だって迷惑かけたくないもんっ! 蒼は俳優さんなんだよ? 」
「なら俺から言わせてもらうわ」
「ちょっとダメだって…」
蒼に駆け寄っていくと上手くかわされて肩を寄せられた
「俺たち付き合ってんだ」
か,肩…肩に手がっ! 私絶対顔真っ赤だ…
「未來と蒼樹くんって付き合ってたのー⁉︎ 」
「ちょっと聖奈声でかいっ! 」


