蒼は焦ってるようで私を置いて玄関に行ってしまった
「ちょっと待って‼︎ 」
私もかなり慌てて後を追いかける
「いってきます! 」
家の方を向いてしっかりと行ってきますと声に出した
「そんな事してる時間ないぞ!」
そう言って走って行ってしまう蒼
「しょうがないじゃんっ! 習慣なのー‼︎ 」
こう言って走っていく蒼を追いかける私
毎日どんなに遅くたって忘れずにしてるんだもん!
それにやらないとなんだか気持ち悪くて…
「はやくしろよ!」
「ちょっと待ってよ! 」
目の前を走っている蒼に追いつきたくて久しぶりに全力で走った
「はぁはぁ…速すぎ」
「なんだよ、もう息切れてんのか?」
男の子に追いつくはずないじゃん…
それにもう部活だってやらなくなっちゃったんだもん
運動なんてしないよ
「だって蒼速いんだもん」
「歩くか」
「歩いたら学校遅れちゃうよ? 」
「あの時間に家でた時点で遅れ決定だし走っても間に合わねーよ」
じゃあなんで走ったの? 私走るの苦手なのに
「わかってたんならなんで走ったの?」
「未來の走り方も見たかったし、俺についてこれるのか興味本位?」
「最低っ! 走りがみたいからって私走るの苦手なのに」
「悪かったよ。…あ、話かわるけど俺と付き合ってること周りの奴らに言ってもいいんだからな」
蒼はこう言ってくれてるけど蒼に迷惑はかけたくないんだよな…
だけど,こう言ってくれてる蒼の気持ちにちょっとは甘えてみようかな?
「わかった! じゃあ危ない時は言わせてもらうね! だけど蒼は俳優さんなんだしあんまり他の人に知られたくないの…
蒼の仕事に影響がでるのが一番嫌だから,迷惑にならないようにしたい
これが私の気持ちだよ」
「…迷惑かけるとか考えんなよ。気を遣ってばっかりでお互い疲れるだろ、わかったか?」
「うん」
ありがとう,蒼


