未來は本気で蒼樹くんに恋してるんだ

彼は俳優,そして未來はどこにでもいる平凡な高校生

そんな悲しい事って…


「未來,それは恋だよ」

「えっ⁉︎ 」

「私は応援するよ? いつか蒼樹くんに会いに行こうね」


夢は願い続ければいつかは現実になるはず

それに親友が相談してるのに応援しないなんてそんな事私はできない

ましてや未來は恋愛の事を相談した事もない

だから彼女の中では恋愛感情はわからないんだ


「ありがとう…聖奈」


声が震えている気がして未來を見ると少し涙ぐんでいた


「ちょっと! どうしたの⁉︎ 」

「だって…こんな事言っても愛架にはバカらしいと思われるだけだし麗にも沙季にも…

こんな事相談できるの聖奈しかいなかったから…」