「なんでこんなに積極的なんだよ、どーせなら夜にして欲しかった」
「今だけだもんっ! …あっ,今日2人で過ごすのも最後だから早起きしてご飯作ったんだけど…一緒に食べない? 」
「飯作れんの?」
「…作れないなりに頑張ってみた」
「腹壊しそうで怖いんだけど」
「大丈夫っ」
蒼の手を掴み強引に連れ出した
蒼が歯磨きをしに行ってる隙に料理を皿に盛り付けテーブルに並べる
ちょうど終わった時に蒼が歯磨きを終えてリビングに戻ってきた
「どう? 美味しそうでしょ? 」
「…見た目は」
本当冷たいんだから
「失礼な! ちゃんとレシピみて作ったから大丈夫だと思う! 味見もしたしバッチリ! 」
「本当か?」
まだ疑って信じようとしない蒼を椅子に座らせた
「いただきます! 」
「…いただきます」
蒼は私を見ているだけで料理に手をつけようとしない
多分料理を食べた私の反応を見ようとしているんだと思う
パクッと口に運ぶと自分で作ったとは思えないほどの美味しさが口いっぱいに広がった
「美味しい! 」
パクパクと食べ続ける私を見て蒼は恐る恐る料理を口に運んだ
「…ん、美味い」
「ねっ? 言ったでしょ」


