小さな町の恋物語

遥はオムライスが得意だった。「遥のオムライスはいつ食べても美味しいね。」      「そう?ありがとう。幸人、明日どっか行かない?」    「そうだね。明日から連休やし、どっか行きたい所ある?」 「私、幸人の地元行きたい!!」僕は一瞬戸惑った、未だに地元に帰るのは嫌だったから。