「凄い辛い思い出話させたね。ゴメンね。…大丈夫か?」  「ううん。いつかは言わないといけない事やったし。」彼女は涙を拭いながら声を搾るようにして出していた。      「だから、いつ人間が変わるのか、怖いの。安心できないの。もしかしたら明日には捨てられるかもしれないと思うと不安でいっぱいなの。」彼女は大声で泣き出した。