君が好き




「まぁ、きっと受かってるよ!」


桜が慰めてくれた。

そうだよね、受かってるよねきっと。
落ちたらまた探せばいいんだから。



そう考えたらなんか気持ちが軽くなった。





お昼休みが終わり、5時間目6時間目とつまらない授業は進み放課後になった。


「きりーつ!礼!さようなら!」

先生の掛け声で学校が終わった。


「美智香ばいばーい!」

「ばいばいかすみ!あ、桜もばいばーい!」

「ばいばい美智香〜」


さて、お家に帰って寝ようかな。
またばいとでも探そうかな。






こんな暇な時でも隣に君がいれば
とてもしやわせだったのに。
そんな君はもおいないんだね。


わかっているのにしつこいくらいに
わかっているのに諦めがつかない。