彼氏。擬き。

「う、うん。いいの、帰ろ?
早く肉じゃが食べたいし!ね?」

ゆーちゃんの手を引っ張り
早足であるいた。

「何、喧嘩でもしたの?」

「してない!いいから。帰るの!」

女嫌いなんじゃなかったの?

なんだ。言ってくれればよかったのに。

涙が溢れそうだった。
必死で堪えて
必死に歩いた