「あぁ~まじだり~」
今日から高校生になった俺、永田優
正直、高校とかめんどい

高校が遠いから朝早く起きて今は駅にいる
「優ー!!!おっは~」
このテンション高い奴は友達の、佐伯祐司
俺とおんなじ高校に通うことになった一番の親友でもある

「オッス、てかなんかいつもと違わない!?」
ただならぬ異変を感じる俺……
「わかる!?」
にやにや言う祐司。
「なんかわかんねぇ-!!!」
頭を悩ませる俺
「実は髪を茶髪にしましたぁ-♪」
なんだよ…それだけで俺は悩んでたのか……
「なんでそんなつまんなそうな顔するんだよ!!茶髪だぜ!!!!ちゃ・ぱ・つ」
「わかったよ、早く電車に乗るぞ」
「軽くスルーかよ…」
ちょっと不機嫌そうな顔をして俺たちは電車に乗った。
そのとき俺は気付きもしなかった…
君と同じ電車に乗っていたことに…