涙色の空をキミに。










いつの間にか背中にのしかかっていた重い感情に押し潰されそうになる。










……夏芽の言う通り、何も変わらなかった。それって私の行動は無意味ってこと、だよね?












後悔をしているわけじゃない。止めなきゃ良かった何て思っているわけじゃない。










それでも、こんな私でも何かが変えられると思いたかった。










今更ながら自分の無力さを嘲笑うようにゆるく、フッと息を吐き出す。











誰にも愛されてない私に意味なんて、あるわけがない。










誰からも…、必要となんてされてないくせに。











力が上手く入らないなりに、なんとか立ち上がってベッドまで歩くと、セーラー服も着替えずにそのまま倒れこんだ。










目を閉じると、さっきよりも濃くなった暗闇が広がる。










もう何もする気が起きなくて、潜るように眠りにつくしかなかった。