中3の夢空(ゆら)は、クラス内のいじめや両親からの姉妹間差別に見て見ぬ振りしかできない生活に嫌気が差していた。
ある日同い年の美少年、琉空(りく)と出会う。掴み所のない琉空に戸惑うものの段々距離が縮まっていく。琉空との会話を重ねるごとにクラスを変える決心をする夢空。
最初は見向きもしなかったクラスが夢空の気持ちによって変わっていった。
母親へも想いをぶつけ、誤解を解き温かい家族へと歩む。

平和な毎日を過ごしている中、夢空は琉空の過去の秘密を知る。
実は琉空は、8年前母親に捨てられてしまっていた。
何とか助けたいと説得する夢空に琉空も拒絶していた心を開いていく。
しかし、やっと見つけた母親は記憶を失くして琉空の存在自体忘れていた。
ショックを受ける琉空だが、夢空に勇気付けられ母親と一緒に住むことを決める。

たくさんの壁を乗り越えた2人は、大人になるためにまた歩みだす。