「___……彼が出来たと、浮かれてんじゃないのか」











「!」










ガラッ





私は何も言わず、保健室を飛び出し、教室まで走った。











放課後の教室には誰も居ない。







私は崩れるように座り込んだ。














「____……うっ……」










先生に一番触れて欲しくなかったこと……。



一番言われたくなかったことだった……。







先輩は彼なんかじゃない!






好きなのは先生なのに!









そう言いたかった。









「___……うっ……ぅ……」













私は手で口を押さえ、声を殺して











泣いた_____……。