3年のリク先輩は、夏休み明けに部活を引退し、放課後会える時間が増えたと、ミカは喜んでいた。




だが、学園祭があるということで、会える時間があまり取れないようだ。






「うちらが早く終わったって、リク先輩が終わんなきゃ一緒に帰れないじゃない」





「そうだけどさぁ~」






ぶぅ~と、ミカがふてくされた。












「____……では、私たちのクラスは屋台に
決定します!」





クラス委員長がそう言った。





屋台をやることになったそうだが、まだ何を売るのかは決まっていないらしい。






まるで私は人事だけど。










「ねぇ杏、今日リクも泉屋に連れてっていい?」






「うん、もちろんいいよ」












まだまだ学園祭に向けてのミーティングは続きそうだ。