ただ、君の隣にいたいだけ

ファミリーパークでのラストステージが始まった。お決まりの曲が流れて、グルーミー軍団とオリジナルの敵、ベルゼブブが登場。


アスタロトはテレビでやられたと同時に秋のショーで倒してしまったからね。でも、あの夏のショーのアスタロトはすごく評判が良かったらしい。


さすが、亮輔さんだな。



「ここにいる子供たちの命は我々が預かった。さあ、お前たち覚悟しろ!!」



「そうはさせない!!ナイトレッド!ナイトブルー!ナイトイエロー!ナイトグリーン!ナイトピンク!ナイトシルバー!剣聖戦隊ナイトレンジャー!!」



ナイトレンジャーとグルーミー軍団、ベルゼブブとの殺陣。ベルゼブブはアスタロトとは違って術を使う。だからこそ、たちが悪い。一生懸命、みんなで練習した立ち回り。


亮輔さんがいなくてもアクシーズはすごいって思われたくて必死だった。


「覚悟なさい、私がお相手してあげる!」



足だって上がるようになった。まだまだだけれどキレだって少しは出てきた。動きも夏のショーより機敏になってきた。


だけど、だけど・・・やっぱり、やっぱり私は亮輔さんにここにいて欲しい。



タイミングを失敗した。チビくん演じるグルーミー軍団の武器が私に目掛けてくるのが見える。どうしよう、頭が真っ白で動けない。


当たる!そう思ってマスクを被っているにも拘らず、思いっきり目を閉じた。