ただ、君の隣にいたいだけ

「あっ、あのペア、ペアのペンダントがあればと思って、見てるんですけど・・・」



私の言葉にニコリと笑った店員さんは次々とペアのペンダントを持って来てくれるけれどどれも完全なる予算オーバー。可愛いし、これなら亮輔さんも付けてくれるかなと思うようなものばかりだけれど買えない。


でも予算がないなんて恥ずかしくて言えない。ネットで調べたペンダントはもう売れちゃったのかな。ここにはないのかな。



「あの、あの・・・リングが2連に重なったペアのペンダントってありませんか?ネットで見て可愛いなって思ってて」



情けない声を絞り出すように問いかけるとああ、あれですねとすぐ理解してくれたようで店員さんはすぐにそのペンダントを取りに行ってくれて私の前に並べてくれた。2連に重なったリングのペンダント。


一つのリングにはダイヤが埋め込まれている。女性物はもっと可愛くて一つのリングがピンクゴールドのハート形。値段も予算内で現物を見て良ければこれにしようと思ってた。



「可愛い」



「こちらかなり人気の商品になってるんですよ」



予算内で買えるものはこれだけだけどやっぱり現物も可愛い。特に女性物は本当に可愛い。うん、これがいい。これに決めた。



「これ、ください」