ただ、君の隣にいたいだけ

「よしっ、みんな上手に呼べたね。じゃ本番いくよ。一度お口をチャックして・・・『せーの!!』」



「「ナイトレンジャー!!」」



「おっけー!それでは剣聖戦隊ナイトレンジャー、戦闘開始!!」



それまで流れていた主題歌が消え、悪の組織ディアボロスの曲が流れる。グルーミー軍団と一緒に現れたのは、四天王の部下であるアスタロト。子どもたちの泣き声が響き渡る。



「今から、お前たちを支配してやる!」



アスタロトの低く恐怖心を煽る声が余計に子どもたちを怯えさせる。そこで曲が変わる。



「そんなことは絶対させない!!」



レッドのセリフと共にそれぞれのナイトレンジャーが呼ばれる。そしてステージ裏から次々にステージに走って向かうナイトレンジャー。5人ステージに揃ったところでお決まりの決めポーズ。



「ナイトレッド、ナイトブルーナイトイエロー、ナイトグリーン、ナイトピンク。剣聖戦隊ナイトレンジャー!!」


「行くぞ!とうーっ!!」


決めポーズと決めゼリフを決めた後はアスタロト対ナイトレンジャー。でも、アスタロトはとにかく強い。グルーミー軍団とは格が違う。アスタロトが剣を振りかざせばたちまち5人は一蹴される。


台本を見たとき、アスタロト強すぎるなと本気で思った。高橋さんとの殺陣では感じなかったけれどやっぱり亮輔さんの腕はここにいる誰よりもすごい。


視界は見えにくいけれど振りかざす剣の勢いも鋭さも違う。どんなに私たちが輪になって向かって行っても一瞬で打ちのめされる。アスタロトの強さに私たち、ナイトレンジャーはその場に倒れこんだ。