最終日になっても私とあなたの関係は一つも変わらなかった。


太陽に照らされるあなたを見るのは最後なんだと目に焼き付けるようにあなたを見つめた。



「今日で最後ですね。」


聞きたくなかった言葉をあなたの口から聞くなんて。


「最後に…お願いをしてもいい?」


二人しかいない会社の出入り口のホールで私はブーケにもらった勇気に力を借りて…あなたに言った。