あなたの顔は見れなかった。


それでも優しいあなたはきっと嫌な顔なんてしていないんだろうなって思ったんだ。


驚いたあなたと緊張している私の間に沈黙がながれる。



「じゃぁ……
 …失礼します…」


そう呟いて

あなたの腕がのびた。