優は人気者で何しなくても、 大勢が寄ってくる。 それは幸せなことなのに、 それすら気づかず過去に戻りたいとか贅沢。 1ヶ月くらい口をきかなかった。 そして高3になる春、 久しぶりに声をかけられた。 「この前、婆ちゃんが亡くなった。 で、親父にもう戻ってきて欲しいって 頼んだんだ。 春からは2人で暮らすことになった。」