そして凍えた俺の手を、 ギュッと握り、あたためようとする。 「ごめんね、ごめんね、」 目の前に郁美がいるのに、 どうしてこんなに落ち着かないのか。 ごめんね…、 って何に対して?? 涙をこぼす郁美。 なんで泣いてるの? そう聞く勇気がでない。 「あのね、優が倒れちゃって、 だからいまうちで休んでて、、」