嘘つきなキミ








「嫌いになるわけない!!!


俺は、!



俺は…、




…郁美のこと、大切だから。」







好きだと言いそうになった。







それを飲み込み、





胸が苦しくなった。







今、言ったところで




付き合えるわけでもないし






逆に困らせてしまうのはわかっている。