嘘つきなキミ








「元気ないと思ったから、、




なんかあった?」






なんかあったわけじゃない。





ただ、モヤモヤするのだ。






私は首を横に振った。






「郁美、写真部入ったんだって?




俺、今日まで知らなかったし。」





そう言いながら、



私の一眼レフに触る。






「っていっても活動なんてないし、




ただ適当に写真撮ってるだけだよ。」