「あ、これ昨日のお礼。 ありがとうね!」 そう言って渡してきたのは、 有名なお菓子屋さんのクッキーだった。 可愛らしい。 「おっ!さんきゅー。」 これは優と山分けだな。 花坂さんは立ち上がり、 「図書館いくの思い出した! じゃあね、藤田くん!」 あっという間に去っていく。