キキッーーーーーー




耳を塞ぎたくなるような嫌なかん高いブレーキ音が聞こえた

ワタシは嫌な予感がして振り向くと

ついさっき笑顔で「またね」って手をふって別れたキミが

血だらけで倒れていた

ワタシは頭の中が真っ白になって何度もキミの名前を呼んだ

そうしたらキミはワタシに

触れたら壊れてしまいそうなくらい切ない笑みを浮かべて

「幸せになれよ」って言った