「う…ん…」
なんか苦しい。
目を開けると、板の間の明かりが消えているのが見えた。
ということは、編集長はもう寝たはず。
ボーッとする頭で編集長の寝姿を確認しようとした時、編集長の腕がわたしの体に乗っかかっていることに気付いた。
「しかも、顔が近いんですけど…」
かなりこちらに接近していて、寝息が伝わってくるほどだ。
苦しく感じたのは、編集長の腕が乗っかっているからみたい。
とはいえ、腕を動かすと起きるかもしれないし…。
「編集長の寝顔って、けっこう無防備なのね」
それにしても、こうやって見ると本当にキレイな顔。
いつか、この寝顔を当たり前に見られる日が来ればいいのに。
まるで、抱きしめられているかの様に感じる編集長の腕はそのままに、もう一度目を閉じる。
「好きです、編集長。大好きです」
呟いたこの言葉も、いつか伝えられたらいいのに…。

