まさか、まさか、本当に告白されるとか!?
ドキドキしながら、編集長に目を向けた。
「な、何ですか?」
わたしの問いかけに、運転中の編集長はチラリとだけ目を向ける。
「来週末さ、出張があるんだ。それも一泊で」
「へ?出張?」
何の話かと思ったら、仕事の話だ。
勝手に妄想をしていたとはいえ、あまりに色気のない内容に、拍子抜けしてしまう。
「そう。温泉特集の取材。それでさ、もちろんオレが行くんだけど、平瀬にも同行してもらうことになって…」
「ええ!?同行!?」
それは、つまり編集長と一日中一緒にいるということよね?
「そう。たぶん、平瀬ならついて来てくれるだろうと思ってさ」
「も、もちろん行きますけど」
どうしよう、緊張する。
いくら仕事とはいえ、ずっと編集長と一緒だなんて、身がもたないよ…。

