わざとやってたわけ!?
まさに、開いた口が塞がらないとは、このことだ。
だけど、それまでのいやらしさから一転、亮平は急に真顔になったのだった。
「香乃子にあげた四つ葉のキーホルダー、本当にご利益あったよな」
「四つ葉のキーホルダー?」
突然話が飛ぶんだから、ついていくのが大変だ。
「そう。香乃子が車に落としてるのを、オレが拾ったろ?」
「うん。そうだったよね」
そういえば、あのキーホルダーはまだ返してもらっていない。
「あの時、願かけしたんだなよなぁ、オレ」
そう言いながら、ちょっぴり照れ臭そうに笑っている。
「願かけ?何を?」
「香乃子と恋人同士になりたいって。そしたら、告白してきてくれたんだから、ビックリだったよ。本当に叶ったんだなって思って」
亮平が、そんな願かけを…?
嬉しさで胸がキュンとなる。
そんなわたしを、亮平は優しく抱きしめてくれた。

