ダブルデート!?
とんでもない。
だいたい、修司さんに深入りするわけにはいかない。
思い切り首を横に振るわたしを、早川さんはクスッと笑った。
「大丈夫ですよ、緊張されなくても。ちゃんと、わたしがフォローしますから」
違う!
そうじゃなくて、わたしは亮平と…。
付き合ってるって、言っちゃいけないのかな。
そういえば、亮平の様子も周りには知られたくない様な雰囲気だったし。
昨日は、そんな話をする考えもなかったけど、どう考えてるんだろう。
「じゃあ、平瀬さん。またお誘いしますね」
「あっ、早川さん!」
こちらの制止も耳に入らないのか、早川さんはそのままオフィスを出て行った。
弥生といい、早川さんといい、どうして勝手に決めて去っていくんだろう。
ため息を漏らし、亮平に目を向けた。
相変わらず忙しそうに原稿を見ている。
ホント、どうするつもりなんだろう…。

