俺たちは、暫く沈黙だった。そして、その沈黙を先


に破ったのは、零だった。


「なんで、……女の子とキス……したの?……」


そう不安げに聞いてきた。


「零に妬いて欲しくて。なぁー、妬いてくれた?」


すると、零がぎゅうって抱きついてきて。俺はパニッ


クになった。零が抱きついてくるなんて思ってなかったから。


「うん……。…すっごく……妬いたよ……!」


えっ?なにこの可愛い動物?


「やばっ!お前可愛すぎたろ!」


って言って俺も零を抱きしめ返した。