Diary〜失われた記憶〜



ガラッ…


「あぁっ!おはようございます、紫月さん!」


「また1年紫月様と一緒だなんて、夢みたいですっ!」


私たちが教室に入った途端、クラスの子たちがわっと駆け寄ってきて、たちまち紫月は皆の中に吸い込まれて見えなくなってしまった。
人気があるのは羨ましいけど、
結構大変なんだなぁ…。