そして、あたしは羽園君の言う通りに…『過去を視ることのできる砂時計』を完成させた。

教えてくれる羽園君の顔は完成に近づくたびに…辛そうにする。

ごめんね。

あたしはやっぱり過去を視る必要があると思う。

だって…、羽園君は知っているんでしょう?

一人で背負う必要性はどこにも無いとあたしは思う。

だから…あたしにも、アナタの弱さを見せて下さい。