一人じゃないから。

「お母さん!やめて!」




あたしは必死でお母さんを止めた。



葉南だって辛かったのよ・・・



夜中に目が覚めてトイレに行こうとした時



葉南の部屋からすすり泣く声が



きこえた。「やだよ・・・離れたくない」



そう何度も呟いて。



部屋の中に入って、電気をつけると



汗をびっしょりにかいて


ハァハァ言いながら眠りについている姿を


見つけた。



それが何日も何日も続いた。



あたしだけが知っている。