一人じゃないから。

一生分の涙を流したかのように



たくさん泣いた、葉南達は



その後、3人で眠りについてしまった。




しばらくして目を覚ますと


時刻は、6時半を過ぎている。


お母さんとお姉ちゃんは、いない。


「泣き疲れちゃったのかな・・」


階段の途中、美味しそうなカレーの匂いが


家中を包み込んでいる。


「夜ご飯・・・!」




「あら、おはよ」


「おはよ!」


「葉南、ごめんね」


お姉ちゃんは何度も頭を下げて謝ってきた。


「ううん、もういいの。」




「葉南にイイ話しをしてあげる。」


「なになに?」




「花穏は、春。」


「お母さんは、夏(夏海(なつみ)」


「葉南は、秋。」


「お父さんは、冬(冬徹(とおる)」



「あたし達家族は、季節なんだよ!」


「そうよ。一年間(永遠)を表すの」


「お父さんは、死んでも4人家族。」


「それに変わりはないよね♪」


「うん!葉南の言うとおりだよ!」


「じゃあ、ご飯にしましょ」


「うん!」


「いただきまっ~す」