キャーキャーと、女子の甲高い黄色い声が、耳に入ってくる。それは、自分へ向けられたものであり、本来なら喜ぶべきなのかもしれない。
...しかし、自分は鬱陶しさしか感じておらず、少しイライラしている。
「ごめん、急いでるから」
自分は、女子に囲まれながら、そう言い放つ。それでも歓声はやまない。歓声をあびるなら、舞台で浴びたい。
しかし、困り果ててしまう。ついに、歩くのも困難になってきた。流石に、起こりそうになったその時、
遠くからまた1つ、2つと歓声が響いた。