<志織said>

学校を出たものの
誰かついてきている

…覇者の誰かだろうな

はぁ…。
めんどくさいな…

どうしよーかなー
……走るか




………ついてきてるし

しょうがない
…隠れるか


「くそ、消えた」

この声は…藤谷龍
よく見ると
奏までいるし…
なんでついてくるの…
ほんとめんどくさいな…

……やっと行ったか


 ピルルルルー


『雅人、迎えに来て。場所は〇町の…〇番のところにいるから』

『かしこまりました』 
 
 プチっー
  
 ー数分後ー

「お待たせいたしました」

「ありがとう、雅人」

私は雅人が来て車に乗ったのと同時に
メガネとウィッグをとった
ウィッグをとった姿は雅人と姫桜のメンバーしか知らない…

「雅人、今日は”あっち”に行くから…」

「かしこまりました」

雅人にはあっちといえばわかるからな…
お母様にはうまく伝えといてくれるから楽なんだよな…

「志織さん、1度帰られますか…」

「あぁ」

ほんとにこいつは私のことを理解してる…

「そういえばそれっていつまで隠してられるんですか?」

髪の毛のことかな…

「別にいいだろ、ほっといてくれ」

どうせ見られたら黒に変えられるんだから…

「…申し訳ありません」

今日はちょっといろいろありすぎた…

「雅人、やっぱり倉庫に行ってくれ」

「分かりました」

今日は家に帰りたくないな…
でも昨日も帰ってないし
そろそろ家に帰るかな…

じゃあ、それまでは倉庫で思いっきり楽しもう

 ー数分後ー

「着きました」

「ありがとう、また連絡する」

「…はい///」

どうしたんだろう、顔赤くして
そんなに顔やばかったかな…

「それでは失礼します///」

ここからは、
私の場所…

 ガラ ガラ ガラ‼‼

「「「総長‼‼こんにちはっす」」」

「おう」

元気だな…

「みんな上にいる?」

「「「はい」」」

「ありがと」

「「「…///(か、可愛い‼)」」」

よっしゃー上に行こう
でもどうしたんだろうみんな…




……風邪かな(⇐無自覚 by、作者)