<志織said>

志「おはようございます、お母様」

母「えぇ」

志「お母様、私は学校に行ってきますわ」

母「…」

返事なんて求めてないから気にしないが
顔も見ないなんてね
…こんな奴とおんなじ空気なんて吸いたくない

毎日というほどでもないが
朝がいることが多い
…嫌になるな

雅「志織様、今日から学校でございますね」

志「雅人、いつも言ってるだろうが、“志織様”は止めろと」

雅「しかし」

志「分かったな」

雅人は私の専属の執事で私の味方だ
ここには信頼できる人がいないから
とても信用している

雅「はい…」

志「じゃあ、行ってくる」

雅「はい、行ってらしゃいませ」