「あーあ…久々にマジでやったわ…バスケ。」
村上がぼそっとつぶやくように言った。
「はぁ…あたしも。なんか…スカッとした。」
今朝のことが嘘のようにだった。
もう、あたしの気分は晴れ晴れとしていた。
「お前、何点取った?」
「あたしは3Pが2本、2pが3本だから、12点。村上は?」
「俺は3p5本の2pが10本だから、35点か…圧勝だな。」
そういって、村上はゆっくりと体を起こしてから、足を前に延ばし、手を後ろについて、体を支えるように座る。
そして、村上は天井を見て、はぁ…とため息を漏らすのがわかった。
あたしも、ゆっくりと体を起こして胡坐をかく。
「もうちょっと、行けると思ったんだけどなー…。」
そういって、あたしは汗をぬぐいながら、はぁ…とため息をつく。


