アイツ限定




「何ぃ!?マリに彼氏!?」



あたしよりも動揺している優兄。

ほんと…優兄と啓兄って、対象だよな……。

常々思う。

特に今日なんかは。



「ま、まぁね。」


後でめんどくさいことになるよりは正直に言っておこう。



「そうか…。よかったら、家にでも連れてこい。ごはん、俺が作ってやるから。」



啓兄は、優しくあたしに微笑んでくれた。


優兄は何か、不満なのか、んーっと珍しく考え込んでいた。



「あ、あと、お前は女なんだ。いくら、護身術を習得したってお前には限界というものがある。

男に無理に勝とうとするな。いざとなったら逃げるんだ、いいな。」



最後は少し厳しめに言ってきた啓兄。

優兄は、うんうんとうなずいていた。