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「ッハハハハ、ハァハァ…アハッ…お腹痛いわぁハハハ…ハハ?」
一人で爆笑していて気づかなかった、葵の黒が混じったオーラが…。
「笑い事じゃないんだよ~!希純、だたでさえ美人なんだから!」
お世辞はやめよう。お世辞は。
誰も得しないでしょ。
「下手したら襲われてたかもしれないんだよ?!」
「まぁ、そのときはそのときだよ。そんなになったとしたらその場でまた対処法考えてたはずだしね」
私がそういうと、葵は「はぁ」と一つ溜め息を溢した。
「その適当フリーダムな性格、逆に羨ましいわ」
適当フリーダムって、一つの言葉に結構意味詰め込んだよね。
「羨ましいなんて言ってくれて嬉しいけど、その可愛い葵の顔のほうが羨ましいわ私は」
そう。
葵は可愛いのだ。
もう、とっても。
反則なレベルに。
「やめてよ適当に言わないでよ~!」
だって私は適当フリーダムですもの。
「事実じゃないですか奥さん」
「そんなお世辞なんてわかりま「おい相原希純」
誰よ、「奥さんごっこ」がこれから続いていくというときに。
「やってくれたな」
ジリジリと歩み寄ってくる。
やめてよ、そんな顔で寄って来るの。