「何ー?強い人と喧嘩したいのー?」
俺の背後から女の声がした。
背後にいると分かっているのに女の気配がしない。
普通の女じゃないな……。
「誰だ?俺と喧嘩してくれんのか?」
「んー暇だからしてあげてもいいよって言ってあげたいとことだけど無理なんだ。ごめんね?」
「へー、逃げんの?」
俺の一言に女は分かりやすいぐらいに反応した。
「これがあんたの仕掛けた罠だってことは一応分かってるから」
この女かなり賢いな。
喧嘩バカじゃない。
「あんたおもしれぇな」
「そう?じゃあたしそろそろ行くね。じゃあねー」
女はさっきからずっとかかってきてる電話に出ながら帰っていった。
後から聞いた話であいつは一キロ先の倉庫で族1つを1つを一人だけで潰してきたあとだったらしい。
その女の名前は分からなかったが通り名はわかった。
あの女の通り名は
"金狼"

