「しょうがねーだろ。朝弱いんだよ、俺は」


大きな欠伸をしながら言う理央。


「頭も弱いのに、取るところないね?」

「っ、おい由架!」

「うわ、逃げろ!」


痛いところを突かれたらしい。

理央はむすっとしている。