爽太君が駆け寄って


「あー!りゅー君おかえり〜
あっちの様子はどうだった?」



「相変わらず、うるさい連中だった」


りゅー君という人は
少し疲れた顔で言った


「そっか〜」


「それより…誰だその女」


その時、彼と目が合ってしまい
顔の温度がどんどん上がっていくのが
分かった…


人見知りのせいもあるけど
美少年なもんだから余計に…


「おい…こいつ顔真っ赤だけど、大丈夫なのか?」


「大丈夫だよーこの子人見知りだから」


「そうか…
で、どうして女がここにいる
お前が連れて来たのか?」


「そうだよ!怪我しちゃったから、手当てしてあげてたんだよ」


彼が
私の膝を見てため息をついた


「はぁ…
それなら、しょうがないな」