人見知り少女とヤンキー君




「大丈夫?痛くない?」


男の子は心配そうに
聞いてきてくれた


「だ、大丈夫です。少し痛いくらいなんで」


「へぇ、すごいね。結構傷酷いから泣くかと思ったよ」


「…私、昔からよく転ぶんで慣れちゃいました」


「そうなんだ。これからは、歩くときとか気をつけてね!
傷が酷いからしばらく経っても、傷口が痛かったら病院行かないとダメだよ」


「分かりました…」

病院行きたくないな…

「はい!終わったよー」


「ありがとうございました」


「いいえ、どういたしまして」

膝を見ると
綺麗に包帯を巻いてくれていた