朝陽と美希のプチ兄妹喧嘩を見ていると



「お疲れ様。」



さっきまでテーブルでブスッとしていたとは思えない笑顔で遥斗が言った。




「ありがと。ごめんね?待たせちゃって。」


「いーよ。こいついたし、暇つぶしできたから。」





遥斗の大きくて暖かい手が頭を撫でてくれた。


あ…私、これ好きかも。






「甘っ!!オエ。遥斗、なに?性格整形したの?!」

「してねーし」




性格って整形できるんですか?;




「あの〜お二人はここの卒業生なんですか?」



さっきまで喧嘩していた美希がこちらに振り返って言った。