「よし、帰るか。」
「・・・はい。」
「俺達ってさ、政略結婚ってやつじゃん?」
「はぁ・・・」
運転してるから真剣に前を見ながら、そんな事を言うもんだから何かテンション下がっちゃうよ。
「でもね、どーゆう形であれ結婚するんだったら幸せになりたいし、幸せにしたいって思ってるんだ。もちろん、自分で選ぶ権利があることくらいも分かる。」
「権利・・・」
そんなの私にはなかったよ。
「だからね、もし玲が本当に結婚が嫌だったら俺から言ってあげるから無理しないで?」
「え?でも」
「まぁ、俺は自分で選んで今こーしているんだけどね。」
選んで・・・?
