Flower Magic *君がくれた花言葉*

ようやく慣れてきた、高校への道をたどる。

あれ…。今日はいないなぁ…。

幼なじみの秋山楓(あきやま かえで)の姿が見えない。絶対、遅刻でしょ。

そう思っていたとき、いきなり目の前が暗くなった。

「うわっ!何これー!」

「バーカ。声がでけえよ。」

なんだ!?と思ったら、楓がわたしの目を手で隠していた。

「はあ?でかくないし。てか、遅刻してくると思ってた。」

「しねぇよ。俺が遅刻とかないでしょ。そんなこともわかんねぇのかよ。バーカ。」


「あー、もう知らない。ハゲろバーカ。」

「ハゲねーよ。お前も白…『あ、あそこに花が咲いてるー。』」

「…(アイツ…)」

あー、良かった。どーせ、白髪 とか言うし。てか、白髪ないんだけどな。

はあ…。いつものように言い合いをしてしまった。

あれが好きな人への態度だろうか。

そう、わたしは小さい頃から楓のことが好きだ。